入院のご案内hospitalization

入院をお考えの方へ

私たちが病気になり、治療に通ったり入院したりすると、生活は容易ならぬ事態に陥ります。病気によって引き起こされるさまざまな問題や悩みなどについて、精神保健福祉士がご相談に応じます。情報がほしい時など、どうぞお気軽にお立ち寄り下さい。

まずは地域医療連携室あてにご一報下さい。

武田病院の入院治療の実際

これまで精神科での入院治療は、数か月から数年と非常に長期にわたることが少なくありませんでした。

当院での入院治療は1~3ケ月間で、この間に薬物療法、精神療法、作業療法、心理教育等を行い、症状の改善や、病気の理解を図りながら、退院に向けて必要時、退院前訪問、退院後の連携・調整などをおこなっていきます。

入院中に行っている治療の内容

  • 担当医による個人面談、薬物療法
  • 心理教育
    『こころと身体の勉強会』
    (1回/週、スタッフ:医師、薬剤師、看護師、心理士、OTR)

    主に統合失調症の方を対象に、病気の理解をめざします。

    • 第1回 精神科の病気とその治療・回復について
    • 第2回 お薬について
    • 第3回 薬との上手な付き合い方
    • 第4回 再発予防とストレスの付き合い方
    『うつの心理教育』
    (1回/週、スタッフ:医師、薬剤師、看護師、心理士、OTR)

    うつの症状をメインとする方を対象に病気の理解、対処の仕方等を学んでもらい、退院後の具体的な生活指導を行います。

    • 第1回 うつって何?
    • 第2回 うつ病の薬物療法
    • 第3回 うつとの付き合い方
    • 第4回 再発予防と退院後の生活について
  • 入院集団精神療法

    患者さん、スタッフ(医師、看護師、心理士)がともに、人と上手に付き合えないといった悩みや、入院生活の中で感じた困った事柄などについて自由に話し合い、プライバシーを大切にしながら、お互いの問題を理解しあい、共有し、支えあう話し合いになることを目的とした集団精神療法です。

    話し合いの中で、いろいろな考え方があることを知り、共感することで、安心感を得たり、問題を多角的にとらえることで、柔軟な考え方ができるようになることを期待しています。

  • 作業療法

    当院の入院治療のひとつとして行われるリハビリテーションです。

    作業活動を通して心身の機能の向上・維持を図り、その人らしい生活を送れるように援助します。アロマやリラクゼーションも取り入れています。

    現在、入院患者さんの約40%の患者さんが参加しています。

  • 臨床心理士による個人心理アセスメント
  • 家族教室

    病状に合わせた患者さんの家族を対象に、それぞれ1回/年程度行っています

    • 統合失調症
    • うつ病

    ※病気・症状は個人によって異なります。上記の治療は主治医との面談で決まりますのでご了承下さい。

入院のご予約について

予約・ご相談受付

月曜日~土曜日(祝日・年末年始を除く)9:00~17:00

予約方法

  • 地域医療連携室あてにご連絡下さい。お電話にて患者様のご病状や治療の緊急性など、大まかな情報をうかがわせていただきます。
    (場合により、この時点で診療情報提供書等のFAXをお願いする場合もございます)
  • 入院相談日時の予約をいたします。原則としてご家族様同伴でご来院いただいております。また、患者様に当日持参していただく診療情報提供書のご用意をお願いいたします。

初診について

  • 初診時の診察医の診察により、入院の適否、入院病棟等が決まります。
  • 入院適応となった場合、対象病棟を見学していただき、入院費や荷物等の説明後に、入院の日時を決定いたします。
  • 初診の結果につきましては、当院初診時の診察医よりご紹介元の医療機関様に、郵送にてご報告させていただきます。

※入院の可否は、当院初診担当医の、診察の結果で判断をさせていただいております。ご本人様の病状等によっては、入院が適応と判断されない可能性もあります。どうぞご了承下さい。

基本的な入院の流れ

基本的な入院の流れ